つきみ野駅近くで春散歩!八重桜が主役の「さくらの散歩道」

春になると、ついウキウキしちゃって「どこか歩きに行きたいな〜」って思いませんか?
そんなみなさんに私がおすすめしたいのが、つきみ野駅近くにある「さくらの散歩道」!

ここは、長い期間お花見が楽しめるおすすめスポットなんです。また、お花見以外にも歩くのが楽しくなっちゃうポイントがいっぱい!

そんなとっておきの場所へ、春散歩に行きませんか?

さくらの散歩道ってどんなところ?

さくらの散歩道は、つきみ野駅近くから、道路を隔てて東西に続くかなり長い緑道です。
のどかな住宅街の中にのびるこの道、春になると名前のとおり桜がいっぱい!
でもちょっと他とは違うのは、「ソメイヨシノが散ったあとが、本番」というところ。

そう、この道の見どころは、早咲きの桜から八重桜をメインに4月下旬までの長い間、桜を楽しめるってところなんです!

3つの小径に分かれてるので少しずつ楽しむのもあり!

さくらの散歩道は、3つの地区に渡って続いています。

  • 公所(ぐぞ)地区の【憩いの小径(こみち)】
  • つきみ野地区の【ふれあいの小径(こみち)】
  • 内山地区の【さえずりの小径(こみち)】

この3つの小径を合わせたのが、「さくらの散歩道」なんです。
それぞれにちょっとずつ雰囲気が違っていて、歩き比べるのも楽しいですよ。

遅咲きがうれしい、主役はふっくら八重桜!

この時期はいつも忙しくて、結局今年もお花見に行けなかった…、なんて嘆かないでください。八重桜は、遅咲きで長い間咲いているから大丈夫なんです!

ソメイヨシノが終わったあともお花見できる幸せ

桜ってだいたい、3月末から4月頭が見頃のソメイヨシノが散っちゃうと「春、もう終わりかな〜」って感じますよね。
でも「さくらの散歩道」は、そのあとにふっくらと咲く八重桜が主役!
4月中旬になると、鮮やかなピンク色の花びらがもこもこと咲いて、まるでピンクの綿菓子みたいな景色が広がるんです。
お花見気分をもう一度味わいたい人には、まさにぴったりの場所なんです。

八重桜ってどんな桜?

八重桜とは、一つの花に花びらがたくさんついていて、ボリュームたっぷりのさくらの総称です。いくつかのお花のかたまりが、まるでぼんぼりやブーケのような美しさで目を楽しませてくれます。

花が咲くタイミングも少し遅めだから、「まだ桜見てない!」って人にも、チャンスありというわけです。なにより、このふわふわ感がとにかくかわいい!
スマホで写真を撮る手が止まらなくなること、間違いなしです!

つきみ野駅からフラッと行けちゃう春スポット

つきみ野駅からてくてくと歩いていくと、まもなく桜並木が見えてきます。咲き具合に合わせて、今日歩く小径(こみち)を選んでみるのもおすすめです。

自分のペースで散歩できるのがうれしい

この道は、ほとんどがフラットなので、ベビーカーを押している方やシニアの方でも安心して歩けます。実際、いろんな世代の人がのんびりお花見を楽しんでいます。
ワンちゃんとお散歩している人がたくさんいるのはもちろんですが、特にこの桜のシーズンは、スマホ片手に写真を撮っている方も多いです。

かくいう私もその一人。
毎日歩いて、毎日撮って、毎日ニマニマ。幸せなひとときを過ごしています。

公園やベンチでほっと一息

疲れたら、道すがらにある公園はもちろん、桜の木の下や大きな木の木陰などにベンチがあるので、ひと息つきながらゆっくりお散歩もOK。

公園には遊具や健康器具もあるので、子どももおとなも散歩の途中でちょっと遊んだり、体力増進に励むことができます。

ところどころに水飲み場はありますが、自販機はありませんので、お茶などの飲み物は自分で用意していくことをおすすめします。

日本初の近代水道「水道みち」の一部とは?

さくらの散歩道って、実はただの遊歩道じゃないんです。
ここは、「水道みち」と呼ばれる、明治時代に敷設された日本初の近代水道の一部に作られたんです。少し歴史を勉強してみましょう。

近代水道のルーツがここに!

歴史をさかのぼること150年以上前の開港まもない横浜。人口が爆発的に増える中、飲料水の供給が急務でした。なぜなら、海を埋め立てて造成した土地のために、井戸を掘っても塩水であることが多かったからです。

そこで相模川と道志川の合流地点である旧:津久井郡三井(現:相模原市緑区三井)から、はるばる横浜まで水道を埋設して整備したのが「水道みち」。

そういえば、境川の向こう側にある町田市の鶴間公園にもさくらの散歩道と同じ「水道みち」のパネルがありますね。運搬手段の少なかった時代に、トロッコを使って資材を運んで敷設したなんて、プロジェクトXに出てきそうなお話です。

身近な歴史を実感できるのも魅力

こうした歴史を引き継ぎながら、横浜市水道局の協力のもと整備されたのが「さくらの散歩道」なんです。

道沿いに案内板やパネルも設置されていて、散歩しながら「へ〜、昔トロッコを使ってこの下に水道を通したんだ!」とプチ学びができるのも魅力のひとつ。

内山地区には、「水道みち」で使用されていた「仕切弁」がさりげなく展示されています。
実際に目の前で見られると、その事業の壮大さを実感できます。子どもたちにもぜひ知ってもらいたい身近な歴史です。

お花見と一緒にちょっとした歴史探訪もできるなんて、一石二鳥ですよね!

いつ行ってもステキ、元気チャージスポット

どの時間もみんなステキ!

さくらの散歩道は、時間帯によって違った顔を見せてくれます。例えば、朝は、朝日を浴びてキラキラ、爽やかで清々しく、お昼は、どこまでも伸び上がっていけそうな空の青さと桜のピンクのコントラストが最高です!夕方になると、オレンジの光を受けて、ロマンティックな雰囲気も…。
何度行っても飽きないのは、こういう変化があるからかもしれません。

季節ごとの楽しみもいっぱい!

もちろん、春の桜がいちばん華やかですが、どんな季節も魅力的です。
初夏には、桜とバトンタッチしたツツジに始まり、アジサイが道沿いを彩ります。桜は脇の主役として、緑のトンネルを作り、日差しをやさしく遮ってくれます。

秋には赤く色づいたドウダンツツジやもみじが彩り、桜の葉は落ち葉のカーペットになっていきます。そして、静寂の冬。静かに空気が澄み、心がスーッと整います。
それでもやっぱり、春の八重桜は格別!
「もっと桜を楽しみたい!」という人には、ぴったりのスポットです。

ふんわり…春気分満開!

さくらの散歩道は、ソメイヨシノのあとに見頃を迎える、ちょっぴり遅めのお花見スポット!幾重にも重なる花びらの八重桜がこれでもかと咲き誇る中、可憐なしだれ桜や珍しいウコン桜、桜以外の美しい花々が脇を固め、春気分が満開になることうけあいです。

私も毎年、「こんな場所が近くにあるって、ほんとに贅沢だな〜」って、ゆったり歩きながら感じています。

みなさんもぜひ、春風に誘われて、ちょっとお散歩してみませんか?
きっと、ふわっと心が軽くなるような、ステキな瞬間があなたを待っていますよ。
※今回の写真は、3月末から4月上旬に撮影したものです。

さくらの散歩道(大和市イベント観光協会)
住所:神奈川県大和市つきみ野付近
<問合せ先>
大和市イベント観光協会:神奈川県大和市大和南1-8-1 大和市文化創造拠点シリウス2階
アクセス:東急田園都市線「つきみ野駅」から徒歩約5分
TEL:大和市イベント観光協会 046-260-5799
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。