南林間で出会う、そば粉が主役の北イタリア家庭料理 「COMO」

南林間で、ちょっと珍しいイタリア料理を味わってみませんか?
今回訪れたのは、小田急江ノ島線「南林間駅」から徒歩約4分ほどの場所にある「COMO(コモ)」。こちらでいただけるのは、一般的なイタリアンとはひと味違う、北イタリア・コモ湖周辺の家庭料理です。

なんと、そば粉を使ったパスタやピザが楽しめるんです。日本人にとっても親しみを感じる食材ですよね。店内に一歩入ると、料理だけではなく、楽器やアート、本などが所狭しと並び、まるで小さな異国の家に遊びに来たような気分になります。

「COMO」の名前の由来は、イタリアのコモ湖から

店名の「COMO」は、イタリア北部にある「コモ湖」に由来しています。コモ湖はスイスとの国境にも近い場所にあり、イタリアでは3番目に大きな湖として知られているそうです。そんなコモ湖周辺の家庭料理を、なぜ南林間で味わえるのでしょうか?そのきっかけを教えてくださったのが、気さくな店主です。

実は、店主の娘さんがコモ湖周辺の地域に嫁がれたことがきっかけだったそう。店主はこれまで10回以上イタリアを訪れ、お婿さんのご家族から現地の家庭料理を振る舞ってもらううちに、その素朴で優しい味わいにすっかり魅了されたのだとか。

「こんなにおいしくて珍しい料理を、もっと多くの人に知ってもらいたい」という思いから、「COMO」を始めたそうです。

そば粉のパスタと優しい味わいにほっとする

今回は、前菜・パスタ・デザート・コーヒーが楽しめるCセットをいただきました。

まず運ばれてきた前菜は、オリーブ、生ハム、チーズ、そしてブルスケッタ。彩りもよく、少しずついろいろな味を楽しめるのがうれしいところです。

中でも印象に残ったのがブルスケッタのパン。なんとこちらもそば粉をブレンドしているそうです。ひと口いただくと、ふわっと広がる独特の風味がおいしい!そば粉の香りが感じられ、小麦粉だけのパンより歯切れがよくほどよい軽さ。思わず「ん!!このパン、買って帰りたい!」と思ってしまうほどでした。

続いていただいたのは、キャベツとじゃがいも、チーズを使ったそば粉のパスタ。そば粉のパスタは、つるっとした一般的なパスタとは少し違い、歯切れがよく、ほどよい歯ごたえがあります。口に入れると、そばならではの風味が広がります。

そして、じゃがいもとキャベツの優しい味わいがなんとも心地よく、そこにチーズのほどよい塩味が加わります。食べ進めるほどに「おいしい!」と感じる、家庭料理ならではのほっとする味。

そば粉を使っていることもあり、いつものパスタとは違う料理を楽しみたい方にもおすすめです。お皿についたチーズとソースまで残さず食べたくなるお味です。

油を使わないヘルシーなリンゴのケーキにも注目!

食後のデザートはリンゴのケーキ。こちらもCOMOらしい、体にうれしい一品です。なんと油を使わずに作られているそう。スライスされたリンゴが入っていて、しっとりとした生地の中にリンゴの食感が残っています。

甘さはほどよく、しつこさがありません。そして、食べているとまるでスパイスが入っているような風味を感じるのですが、その秘密はレモンピールとレモン汁。レモンの爽やかな香りがいいアクセントになっています。

イタリアでは、このようなケーキを朝ごはんに食べることもあるのだとか。温かい状態でいただくと、やさしい甘さとリンゴの風味が体にじんわり染みて、身も心も温かくなるような気分になります。

季節によっては、バナナやにんじんを使った、ちょっと珍しいケーキが登場することもあるそう。リンゴのケーキはもちろんおすすめですが、もしレアなケーキに出会えたらラッキー!そのときはぜひ味わってみてくださいね。

コーヒーもとてもおいしく、食後にぴったり。香りがよく、表面の泡のやさしい口当たりも印象的です。エスプレッソ豆を使ったコーヒーをいただきながら、ゆっくり余韻を楽しめました。

料理だけじゃない!楽器やアート、本がいっぱいの空間

「COMO」の魅力は、料理だけではありません。店内を見渡すと、楽器や絵、本など、気になるものが次々と目に入ってきます。

置かれている楽器は、なんと自由に演奏してOK。楽器の練習や演奏、ワークショップなども開催されています。「みんなの遊び場」のような雰囲気があります。

さらに、本好きの方にもたまらない空間です。店内にはイタリア関係の本や児童文学など、たくさんの本が並んでいます。現在は店主のお話では、イタリアのものを含めて約650冊ほどあるそう。料理を待つ間に本棚を眺めているだけでも楽しく、つい時間を忘れてしまいます。

壁に飾られている作品にもぜひ注目してください。展示スペースとして壁を利用することもでき、作品を展示したい方にも開かれています。

知り合いの方がお食事に来れば、その料金分を展示料から差し引く仕組みもあるそうなので、作品を発表してみたい方は相談してみてはいかがでしょうか。

そして、意外なところにもアートを発見!天井にも目を向けて見てください。林間小学校の子どもたちが描いた絵が飾られているんです。地域の子どもたちとのつながりが感じられ、なんだか心が温かくなりました。

また、店内に飾られている絵の中には、店主自身が19歳のころから最近まで描いた作品もあり、思わず見入ってしまいます。さらに、店内の家具も自らDIYしたそうで、料理だけでなく、店主の多彩な一面が感じられます。

店主との会話も、COMOを訪れる楽しみのひとつ

そして何より印象に残ったのが、店主の気さくなお人柄です。イタリアをはじめ海外旅行の経験も豊富で、コモ湖の話からイタリアの家庭料理、現地での出来事など、いろいろなお話を聞かせていただきました。

話をしていると本当に時間が経つのを忘れてしまいます。「イタリアに行ったことがないけれど、なんだか行ってきたような気分になった」と感じるほど。料理を食べに来たはずなのに、気がつけば店主との会話も楽しみのひとつになっていました。

さらに、常連さんになると食べられるという裏メニューもあるそう。今回、気になる一品を教えていただき、「これは私も常連になって、いつか食べてみたい!」と思いました。「COMO」を訪れる楽しみが、またひとつ増えた気がします。

今回はパスタをいただきましたが、次回はぜひそば粉のピザにも挑戦したいところ。北イタリアの家庭料理を知るきっかけにもなる、南林間の「COMO」。小さなお店だからこその距離の近さと、店主の温かさ、そして料理やアート、音楽がぎゅっと詰まった空間は、一度訪れるとまた行きたくなります。

おひとりでゆっくり過ごしたい日にも、お友達とおしゃべりを楽しみたい日にもおすすめです。南林間でちょっと珍しい料理を味わいたくなったら、ぜひCOMOへ。

日本にいながら、北イタリア・コモ湖周辺の家庭料理と、店主との楽しい会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?

COMO
住所:神奈川県大和市林間1丁目20-3
アクセス:小田急江ノ島線「南林間駅」東口から徒歩約4分
TEL:046-282-1867
営業時間:11:00-18:00
定休日:不定休
駐車場:なし (近くにコインパーキング2か所あり)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。