今回ご紹介するのは、大和駅徒歩約1分にあり重厚感が漂う「北京飯店」です。
こちらの北京飯店は、昭和46年に開店し大和市民が“ちゃんとした中華を食べるならここ!”という歴史ある大和の名店です。
一棟すべてがお店という贅沢な店構えと、入口に飾られた対の獅子舞も立派です。
獅子舞は、中国文化において“邪気を払い、成功や繁栄を願う”とされる伝統的な存在だそうです。もうすぐ旧正月ということもあり、「北京飯店」での優雅な中華がたのしみです。
それでは、さっそく店内に入ってみましょう~。
広々とした豪華な店内
店内に足を踏み入れると、歴史と伝統を感じさせる重厚な調度品と天井にまで施されたきらびやかな装飾の芸術的な美しさに目を奪われます。
辺りを見回すと、とにかく広い!
中央には4人掛けの円卓が6卓ほど、周りを囲むように7人掛け円卓や数名がゆったりと座れるボックス席があります。
特に中華料理は、みなさんでシェアしていただく機会も多く、広々していると気兼ねなくお皿に手を延ばすことができますよね。
また「北京飯店」では、7名様より無料送迎バスの利用も可能とのことです。
大和駅からも近く、パーティー等で団体利用を希望される方には、うってつけのお店だと言えます。
伺った日もランチタイム終了の14:00頃でも、数名の団体が訪れていました。
とにかくお得!選べるランチ
席に着くとすぐに運ばれてきたお茶は、やわらかな味わいのジャスミンティー。
中華料理の油をほどよく中和してくれる爽やかさでした。また小さめな茶器は、より一層高級感を感じます。
平日のランチは、4種類の中から選びます。またこちらのメニューは週替りとなっているので、いつ伺っても飽きずに満足感が期待できます。
- 蟹粉炒蛋(シェーフェンチャオダン)
- 洋葱肉絲(ヤンツォンロウスー)
- 魚香牛肉(ユーシャンニョウロウ)
- 蠣油扇貝(リーヨウシャンベイ)
本格的な中華料理店あるあるなのですが、実際のメニューには詳しい食材や調理の内容がありますのでご安心くださいね!
家庭では味わえない本格的な味!
オーダーした魚香牛肉は、牛肉のガーリック風味ピリ辛炒め。
運ばれてきた瞬間、ニンニクのいい香りがし、さらにツヤツヤに炒められたお肉や野菜には、一層食欲を搔き立てられます。一目で、すでにお肉のジューシーさが分かりました。
小鉢も箸休めをするような薄い味付けに工夫を感じ、豆腐の中華サラダや唐揚げの甘酢がけなど大満足な品数です。
まず牛肉の厚みにはビックリし、ランチのクオリティでは無い!と確信です。
四川料理を代表する一皿とのことで、ピリッとしていますが「カラ~い!」というよりピリッとしつつも甘みと酸味を感じる日本人が好きなバランスの味付け。
みなさんお馴染みの“ホイコーロー”をちょっぴり辛くした感じといえば分かりやすいでしょう。
“魚香”とは、魚を使っているわけではなく、調味料にも魚類を一切使用していない味付けの技法だそうです。
牛肉には片栗粉のコーティングがされており、一緒に炒められた野菜もシャキシャキしたセロリとふっくら肉厚のある舞茸が、タレとよく絡みあっています。
個人的にですが、家庭料理で火を通すセロリには、絶妙な歯ごたえを残すことは至難のワザです。
これは、問答無用で白米が進んでしまう魅惑的な一皿。
本格中華ならではの、それぞれの食材に敬意を払ったクオリティの高さはお値段以上でした。
最後を締めくくるデザートは、杏仁豆腐です。
中華のデザートとして定番すぎて残念ですか?(笑)
こちらの「北京飯店」が50年以上続いてきた理由は、すべてに手抜きが無いからではないでしょうか。
レンゲの上で揺れるやわらか食感に、しっかりとしたミルクの味とほんのり香る杏仁の風味が合わさった上品なデザートでした。
地元で愛されてきた「北京飯店」は、お料理のクオリティの高さもさることながら、大小問わずパーティーなどでもよく利用される、大和駅を代表する名店です。
ぜひ一度訪れてみてくださいね!
北京飯店大和本店
住所:神奈川県大和市中央2-4-18
アクセス:小田急江ノ島線・相鉄線「大和駅」徒歩約1分
TEL:046-261-7160
営業時間:11:00~22:00
定休日:年末年始のみ
Instagram:https://www.instagram.com/yamato_pekinhanten