南林間「ようふくやさん花うさぎ」の特別な一着で日常に彩りを

人とかぶらない、とっておきの洋服がほしいと思ったことはありませんか?そんな人におすすめのセレクトショップを発見しました。

お店の名前は「ようふくやさん 花うさぎ(以下、花うさぎ)」。穏やかな雰囲気がただよう、南林間の街角にあります。木の温もりのあるレトロな店内は、一度足を踏み入れると心地よく、ついつい長居してしまいますよ。

歴史ある建物も魅力

南林間駅から歩いて3分の場所にある花うさぎ。十字路の角地にお店があり、ショーウインドウには、ステキな服が飾られていました。なんだか、ふらっと立ち寄りたくなる雰囲気です。

店内に一歩足を踏み入れると、木材がふんだんに使われたレトロで温かみのある空間。思わずため息がもれてしまいます。

この建物は30年以上の歴史があり、さまざまな方に受け継がれるなかで2020年のコロナ禍に、花うさぎがオープンしました。

店のオーナーは同じく南林間にある「特撰呉服こにし(ふりそでやさん花うさぎ)」の経営者。呉服屋としての長年の経験を活かして、新たに洋服屋を始めました。

縁起の良い「花うさぎ」を店名にしたそう。気になって調べると『長寿延命』『子孫繁栄』といった意味があるようです。

特別な洋服を見つけよう

花うさぎには、20代から90代の方まで、幅広い年代のお客様が訪れます。さまざまな年代の人々がこの店を訪れる理由は、その品ぞろえと雰囲気にあるのでしょう。

店内の洋服は、どれもステキでかわいらしく、シンプルだけれどもどこか個性的。長く大切に来たくなるようなものばかりです。

それもそのはず。ここには一点ものの洋服が多く、大量生産の量販店にはないこだわりがつまっているんです。

作家の個性が光るデザインや、素材選び、細部にまで気を配った仕立てなど、ここでしか手に入らない特別なアイテムがたくさん。洋服一つ一つに作り手の思いが込められていると思うと、特別感がありますよね。

またオーダーメイドも可能です。好みや体型に合わせた、自分だけのスペシャルな一着になること間違いありません!

洋服だけでなく、靴下やトートバッグなどの小物も置いてありました。

どれも魅力的で、見ているだけで心がおどるようなデザインばかり。洋服とのコーディネートを考えながら、アイテムを選ぶのも楽しいですね。

地元作家の作品も

花うさぎでは、毎月異なる作家さんが来店し、作品の販売を行うイベントが開催されています。7月頃には藍染の作家さんが来られるそうですよ。

私が訪れた際には、中島真由美さんという作家が在店していました。

服が好きすぎるという中島さんですが、きゅうくつな服は嫌いとのこと。そこで部屋着でもお出かけできるような洋服があったらいいのではとひらめいたそうです。リラックスできて、外出着としてもバツグンにかわいい服を販売していましたよ。

なかでも印象的だったのは、避難所でも干せる下着。普通の短パンに見えて実は下着というアイデア商品で、避難所において下着を干すことに抵抗のある女性の悩みに寄り添ったものです。

しかも天然素材で作られていて、肌に優しいといいところ尽くし。夏の部屋着として着用しても、快適に過ごせそうですね。

中島さんは、大和市の文化施設シリウスで手縫い教室を開催しています。出張して教室を開くこともあるそうです。

結婚を機に大和市に移り住んだとのことですが、都心にも出やすく、電車に乗れば江の島にも行けるという立地の良さに惹かれたんだとか。大和市には穏やかな人が多く、近くの教会に通う方々がステキだと話していました。

花うさぎでお気に入りの洋服を

花うさぎは、地域に根ざした店として地元の人々に愛される魅力的な洋服屋さんです。

一点ものやオーダーメイドに興味がある方はもちろん、人と違う服がほしい方は一度足を運んでみてください。

きっとお気に入りが見つかるでしょう。

ようふくやさん 花うさぎ
住所:神奈川県大和市南林間1-18-16
アクセス:小田急江ノ島線「南林間駅」から徒歩約3分
TEL:046-275-5399
営業時間:11:00-18:00
定休日:日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。