鶴間の「山形屋酒店」で、みちのくの地酒・六歌仙と出会う

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以前から、日本酒を買うときはなるべく酒屋さんで選びながら買うようにしています。
スーパーで手軽に買えるのも便利ですが、やっぱり誰かがきちんと目利きして仕入れた一本を、自分の気分に合わせて選ぶ時間が好きなんですよね。

特に、都心ではあまり見かけない銘柄などに出会えたときはちょっとうれしくなります。
旅先でしか飲めないと思っていた地酒が、ふと近所で見つかる。そんな瞬間がほしくて、酒屋を見つけるとつい入ってしまいます。

そんな私ですが、このあいだ鶴間で出会ったのが、こちらの山形屋酒店さん。

何と、大々的にみちのくの地酒、六歌仙の看板を掲げていたので、これは入ってみるしかない、と訪問しました。

鶴間で六歌仙を取りそろえる貴重な一軒

店頭に掲げられた六歌仙の看板を見つけたとき、正直に言うと少し驚きました。
六歌仙といえば、100年以上の歴史を持つ酒蔵がいくつもある山形の中で、まだ50年ちょっとという、比較的新しい酒蔵さんです。

都心でも取り扱いが限られていて、専門店でないとなかなか出会えない印象があったのですが、それが鶴間というご近所の酒屋さんでしっかり取りそろえられている。これは日本酒好きとして嬉しい限りです。

店内に入ると、冷蔵ケースや棚に並ぶ六歌仙のボトル。都内の専門店でも3~4種類あれば多い方だと思いますが、ここは本当に全種類そろえているのでは?と思うほど、たくさんのボトルが並んでいました。

六歌仙の魅力は、派手さよりも「じんわりと広がる旨み」にあると私は感じています。どんな食事とでも、主張しすぎず、それでいて存在感はしっかりあるんです。日本酒は通常、お酒用のお米を使って醸造しますが、六歌仙でははえぬきやつや姫などの食用米を使ったりもするので、そのおかげなのかなと思っています。

そんな六歌仙を扱う山形屋酒店さんでは、ただ棚に並べてあるだけではありませんでした。好みを伝えると、店主さんが冷蔵庫の中から「これもいいですよ」と提案してくれます。今日はすっきり系がいいのか、それとも旨みのあるタイプか。そんな会話をしながら一本を選ぶ時間は、スーパーでの買い物とはまったく違う体験です。

鶴間で日本酒を探しているなら、そして六歌仙に興味があるなら、ここは間違いなく知っておきたい一軒。地元にこんなお店があることが、少し誇らしくなる。山形屋酒店は、そんな存在です。

日本酒だけじゃない、食品も並ぶ昔ながらの酒屋さん

六歌仙の品ぞろえに心をつかまれた山形屋酒店さんですが、店内をゆっくり見渡してみると、魅力は日本酒だけではありませんでした。

入り口付近や棚には、野菜や果物などの生鮮食品も並んでいます。最近ではコンビニや大型スーパーが主流になり、酒屋さんで野菜を見る機会はずいぶん減りましたよね。でも、こうして季節の食材がさりげなく置かれている風景を見ると、なんだかほっとするんです。

今日は日本酒だけのつもりで立ち寄ったのに、気づけばおつまみにアレもコレも……そんな買い物が自然にできるのが、このお店のいいところ。わざわざ何軒も回らなくても、晩酌用のお酒と食材が同じ場所でそろうのは、とってもありがたい存在だと思います。

しかも、昔ながらの酒屋さんらしい、少しぎゅっと詰まったような店内。棚の一つひとつに、店主さんの目が行き届いているのが伝わってきます。大量仕入れというよりも、顔の見える仕入れ。だからこそ、日本酒も食品も、どこか安心感を感じてしまいます。

こういうお店が近くにあると、暮らしのリズムが少し変わります。
今日は何があるかな、とふらっと立ち寄る楽しみができる。特別な買い物ではなく、日常の延長線上にある存在。それでいて、ちゃんと良いものに出会える。

日本酒をきっかけに入った山形屋酒店さんですが、気づけば「また来よう」と思わせてくれるのは、こうした昔ながらの酒屋さんならではの空気感があるからなのだと思います。

鶴間で暮らす楽しみが増える酒屋さん

六歌仙の看板に惹かれて足を止めた山形屋酒店さんでしたが、気づけば日本酒の品ぞろえだけでなく、お店全体の空気にすっかり魅了されていました。

都心まで出なければ出会えないと思っていたみちのくの地酒六歌仙が、鶴間で手に入るということ。しかも、ただ並んでいるのではなく、店主さんと会話をしながら、自分の好みに合わせて選べるということ。その体験そのものが、なんだか贅沢に感じられます。

野菜や果物がさりげなく並ぶ昔ながらの店内。
お酒と一緒におつまみや食材も選べる気軽さ。
こうした日常の積み重ねが、暮らしの満足度を少しずつ押し上げてくれるのだと思います。山形屋酒店さんは、単にお酒を買う場所ではなく、この街での暮らしを少し豊かにしてくれる存在でした。

日本酒が好きな方も、これからゆっくり楽しんでみたいという方も。
鶴間に立ち寄った際には、ぜひ一度のぞいてみてください。きっと、あなたにとっての「お気に入りの一本」と出会えると思います。

(と言いつつ、私はさっそくお気に入りの二本になってしまいました(笑)。)

山形屋酒店
住所:神奈川県大和市鶴間2-12-9
アクセス:小田急江ノ島線「鶴間駅」から徒歩約4分
TEL:046-274-6089
営業時間:7:00-20:00
定休日:不定休
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。