ある日、なんとなく歩いていた鶴間駅前で、ふと目に入ったやさしい雰囲気の看板。
図書館なのにおしゃべりOK、おやつもあるってうれしい!

今回は、本を読みながらコーヒーやおやつも楽しめる民間の図書館「みんなの図書館フィーカ(以下、フィーカ)」を紹介します。気取らず入れて、気づいたら少し元気になれるステキ空間なんです!
本がつなぐ多世代の憩いの場

「本をきっかけに、人とゆるくつながれる場所を作りたい。」そんな館長の想いから生まれたフィーカ。
本を読む人、ぼーっとする人、お茶を飲みながらひと息つく人。それぞれが好きな時間を過ごすその自由さが心地いいんです。
静かにみんなの共感を集める館長さんがステキ

さて、気になって入り口前をうろうろしてたら、「どうぞ入ってみてください♪」と優しい声。ちょっとのぞくだけ……、のつもりで入ってみたら、思いがけず居心地がよくてびっくり。
フィーカのインスタグラムをみると、クラウドファンディングを活用して、共感した多くの人からの支援を受けてスタートしたのだそう。

また、館内にあるかわいい掲示物・プレートなども、一箱本棚のオーナーさんや支援者さんたちが作ってくれたものが、たくさんあるんだそうです。
これらを見ると、関わった人みんなの温かい想いが伝わってきます。
館長いわく「私はみんなで作ったこの場所の管理人みたいな感じなんですよ」って。
その行動力はパワフルで情熱的なのに、実際に会うとほんわり、やさしい雰囲気の女性がフィーカの館長。その動と静のギャップがとっても魅力的なんです。
だからこそ、ここには自然と人が集まるのかもしれません。
「一箱」が想い届けるシェア型本棚の魅力

フィーカの特徴は「一箱本棚オーナー制度」。小さな箱型の本棚ひとつひとつにオーナーさんがいて、自分の好きな本を並べています。
まるで、誰かの頭の中をこっそり見せてもらっているような、不思議な気分。
気になる本を手に取っていると、近くにいた方が「それおもしろいですよ」と声をかけてくれたり。本がきっかけで自然に会話が生まれるのも、この場所らしいところです。
図書館なのに館長手作りおやつとスープの誘惑が

フィーカに行く楽しみは、本だけではないんです。館長の手作りおやつ&軽食メニューが、大人気。ここでは、私が出会ったステキなメニューを紹介しましょう。
驚きの食感!米粉なのに「ふわっふわ」なシフォンケーキ

初めて入ったとき、先にいた方が「このシフォンケーキおいしいですよ♡」と教えてくれたんです。もう、言葉のうしろにハートマークが見えるくらいの勢いで。
おいしいものは大歓迎!木のトレーでサーブされた米粉のシフォンケーキを一口食べてびっくり。
軽い!ふわっふわ!
米粉というと、もっともっちり食感を想像していたのに、予想外のふわふわ。これが手作りっていうから、二度びっくり!
やさしい甘さで、添えられた生クリームとの相性もぴったり……。
身体に染みる手作りスープなどなど

蒸したネギとミルクなどを丁寧にミキシングした、ネギのスープも印象的。館長のご実家から届いたネギを使っているそう。
素朴で優しい味は、寒い日に冷えた体と心の両方をあっためてくれました。毎日でもいただきたい、そんな感じのスープです。

ほかにも「オーガニックコーラ」なんていうメニューもあります。
想像しているコーラとはちょっと違ってるけど、癖になる味がなんかちょっといい感じ。
多彩なイベントが彩る「みんなが主役」のコミュニティ

フィーカでは、本棚オーナーさんや館長がイベントを企画しています。「好き」をきっかけにした集まりが多く、気軽に参加しやすい雰囲気です。
読書会は「推し本」でつながる豊かな時間

私が参加したのは、一箱本棚オーナーさんが開いた読書会。それぞれが「好きな本」を持ち寄って紹介しあう会でした。
後から聞くと、主催の方も初開催だったそうで、「もし話が途切れたらどうしよう」とドキドキだったそう。
本の話から、旅の話にまで広がり、あっという間に過ぎた時間。「読んでみたい」と思う本も増えて、さらに読書の楽しみが広がった気がします。
人数が多すぎず、ちょうどいい距離感で楽しめました。初対面でも思ったより気楽に話せたのは、フィーカという場所のマジックかもしれません。
大人も楽しめる絵本の世界

フィーカ主催の「絵本を読む会」も心地の良いひとときをくれます。
小さなお子さんを連れたママも参加されていて、赤ちゃんがハイハイしている、なんとも和やかな雰囲気の中で、館長の読み聞かせ。
絵本って子どものためのもの、と思っていたけれど、実際に聞いてみると大人にもグッとくるものがあるんです。
シンプルな言葉なのに心に残ったり、「このお話ってこんな意味があったんだ」と気づいたり。ゆったりした空気の中で、絵本の魅力をあらためて感じる時間になりました。
駅近にある日常に溶け込む「サードプレイス」の心地よさ

フィーカは、鶴間駅から歩いてすぐ。思い立ったら立ち寄れる気軽さも魅力です。
中ではあやとりをしている子どもや本をじっくり読んでいる人。かと思えば、お茶を飲みながら話している人がいたり。
過ごし方は人それぞれ。誰もが自分のペースで過ごしているのに、なんとなく安心できるんです。

部屋のあちこちにある、手作りのお知らせやハンドメイドの小物にも癒されます。
そう、何もしゃべらなくても、気持ちがホッとするんです。
「一人でもいいけど、少し誰かの気配がある場所にいたいな」そんな気分の日に、立ち寄るといいかも。
ここは、気取らず素のままのあなたを受け入れてくれる、心地よいサードプレイス。
あなたも「フィーカ」してみませんか?

「フィーカ(FIKA)」は、スウェーデンの言葉です。日本語では一言であらわすのが難しいんですが、「ちょっと集まって、コーヒーなどを飲みお菓子を楽しんでひと息つく時間」のことなんだそう。
本が好きな人、甘いものが好きな人、ちょっと一息つきたい人、みんなにオススメ。
少し肩の力を抜いて、頑張り過ぎてる自分へ、ごほうび時間をあげましょう!

最初は、ドキドキ。でも、入ってみたら予想以上に居心地がよくて、ついつい長居。ワンオペママ、パパにも大好評の場所なんです!
さあ、あなたもちょっと「フィーカ」してみませんか?
みんなの図書館 フィーカ
住所:神奈川県大和市鶴間2-3-6 ヴィラコワン1階
アクセス:小田急江ノ島線「鶴間駅」から徒歩約3分
開館時間:10:00-16:00
開館日:毎週月・木・日曜日
休館日:毎週火曜日
水・金・土曜日は本棚オーナーやフィーカ主催のイベントの場合あり
※臨時休館日等のお知らせは、インスタグラムで確認できます
駐車場:なし




















