今回は大和駅からほど近い製茶店「長峰製茶」さんをご紹介します。
お茶はもちろん、お店で提供している抹茶ソフトクリームは絶品ですので、ソフトクリームや抹茶が好きな方にも大変オススメです！
どんなお店？
長峰製茶は、大和駅で42年の歴史をもつ製茶店です。
日本茶はもちろん、ほうじ茶、玄米茶、紅茶など幅広く扱っています。
また急須や茶筒などの道具だけでなく、羊かんなどお茶請けにもピッタリの和菓子もあります。
いろいろな”お茶”
お店の壁側をめいっぱい使い、多種多様なお茶が並んでいます。
日本茶も複数の産地の茶葉があり、ティーバッグ入りのものも用意されています。
暑い時期に飲みたくなる水出しタイプもありました。
紅茶や麦茶、烏龍茶などもありました。
私は取材するまで、日本茶以外のお茶が置いてあることを少し不思議に感じていたのですが、お店の方にお聞きしたところ、「紅茶などは、元は同じ茶葉を使っているのですよ」と教えてもらいました。
たしかに日本茶と紅茶は同じ茶葉だった記憶がありますが、調べてみると烏龍茶も同じ「チャ（カメリア・シネンシスという植物）」から作られるとのことでした。
日本茶はさらに製造工程の違いでさまざまな種類に分かれるようです。
なんとも奥深いですね。
お店の人気は「あさつゆ」という緑茶だそうです。
店内には「かごしま茶販売協力指定証」が飾られており、「あさつゆ」は鹿児島産の茶葉ですので、人気があるというのも納得です。
茶道具なども豊富
お茶が並んでいる反対の壁面には、茶道具や茶菓子などが置かれています。
食品の種類も、羊かんやかりんとう、せんべい、栗などさまざまです。
しいたけや海苔など、乾物も多くありました。
茶道具では、茶筒やお茶パック、水出し用にも使えそうなボトルもあります。
店内はコンパクトなつくりですが、急須や湯呑は他の茶道具よりも多く取り揃えている印象です。
レジの手前には贈り物にも使いやすいギフトセットや、季節感のある商品が展示されていました。
製茶店のお茶とソフトクリーム
お店では、淹れたてのお茶をいただくことができます。
レジ横にはメニュー表に書かれた4種のお茶と、お茶の特徴がまとめられたチャートが貼ってありました。
茶葉のチャートは初めて見ましたが、お茶初心者でも視覚的に分かりやすく工夫されているなと感じました。
ちなみにチャート内の「生感」は新茶が分類されているそうです。
せっかくなので温かい緑茶をお願いしました。
お店の人気商品「あさつゆ」です。
税込み200円で、茶菓子とともにお盆にのせて出していただきました。
とても美しい緑色です。
お店のお客さんのなかには、着色しているのですか？と尋ねる方もいたそうです。
お茶本来の色で、ここまできれいな緑色なのですから、視覚的にも期待が高まります。
店内は飲食NGですので、店外のベンチに腰掛けていただきます。
お日様のもとで、ゆったりとお茶やソフトクリームを味わうスタイルは好みが分かれるかもしれませんが、私はかなり気に入っています。
「あさつゆ」は、チャートで甘みの感じられるお茶として分類されておりましたが、ひとくち飲むとたしかに甘いです。
そしてとてもおいしいです！
コンビニでコーヒーの代わりに日本茶を置いてくれないかと思うくらいに、感心するおいしさです。
私は実家で母が濃い日本茶を好んで飲んでいたため、お茶の味は濃い薄いくらいしか気にしていませんでしたが、「あさつゆ」は今まで飲んでいたお茶と異なり渋みの類を全然感じませんでした。
なるほど、これが茶葉の甘味なのかと味わいつつ、お茶菓子もひとくち。
緑茶と良い相性です。
日向ぼっこをしながらゆったりお茶とお菓子をいただき、取材として伺いながらくつろいでしまいました。
つづいてソフトクリームのご紹介です。
ソフトクリームは何度かいただいているので、そのときの写真です。
少し写真に写っていますが、時期によっては紫陽花を見ながらくつろぐこともできます。
こちらのソフトクリームは、サイズは某アメリカ発の倉庫型店舗のソフトクリームにも負けないくらいの大きさながら、味は大味ではなくとても美味なのです。
ソフトクリームは3種類ほどあり、私がいつも頼むのは「ふりふりソフト」です。
抹茶はソフトクリームの表面のみならず、コーンの内側にまで使われています。
初めて食べたときには、そのおいしさに感動したものですが、お店の方に聞くとソフトクリームにはお店の抹茶を使用しているとのこと。
なるほど、おいしいわけですね。
抹茶が大好きで愛が深い方には「むせ抹茶ソフト」という、さらに抹茶が大量にかけられたソフトクリームも用意されています。
ただ、「ふりふりソフト」でも風が吹くと多少服に抹茶の粉が飛ぶことがありますので、ご注文の際はご留意くださいね。
おいしいお茶を淹れるポイント
お店でいただいた「あさつゆ」がとってもおいしかったので、お店の方にお茶をおいしく淹れるためのポイントをお聞きしてみました。
お湯の温度と葉の量が大切、とのことでした。
80度のお湯で1分蒸すと、おいしくなるそうです。
家でも再現できるかな、とワクワクしつつ、お店で売っているベーシックな「あさつゆ」を買って帰りました。
お茶のパッケージにも、親切にお茶を淹れるポイントが記載されていました。
大和駅付近でお茶屋さんをお探しの際は、ぜひお立ち寄りください。
長峰製茶
住所：神奈川県大和市中央2-7-2
アクセス：小田急線・相鉄線「大和駅」徒歩約4分
営業時間：10:00〜17:00（ソフトクリームとドリンクは16:30まで）
定休日：木・日曜日、祝日
駐車場：無
