そろそろ梅雨に入りそうな今日この頃。天気の良い日は、新しい発見を求めてついつい歩き回っちゃうんですよね。そんな散歩好きの私が、最近、中央林間で心ときめいたラーメン屋さん。それが、今回紹介する「なか乃中華そば」です。
心ときめく一杯が忘れられなくて

初めてこのお店を訪れたのは、1年ほど前だったでしょうか。優しい雰囲気の店構えにひかれて入ってみると、期待どおりのおいしい塩ラーメン。すっかり満足してから早1年、なんと休日には行列ができる人気店へ進化していたのです。
今日は、そんな「なか乃中華そば」の魅力を、たっぷりお伝えしたいと思います!
これを読んだら、きっとあなたも足を運びたくなっちゃうはずです。
私のイチオシ!「特製塩ラーメン」

実は私、子どもの頃からラーメンといえば塩ラーメン!というくらい、あっさりとした塩味が大好き。だから、初めて伺った1年前にいただいたのも「塩ラーメン」でした。
その味が忘れられず、再度このお店を訪れたのは2025年の5月。迷わず選んだのは「特製塩ラーメン」(麺は普通の細麺)。そして、ちょっと冒険して「いりこの辛だれ」もチョイスしてみました。
黄金色のスープと、こだわり抜かれた具材たち

運ばれてきた瞬間、まず目を奪われたのは、キラキラと黄金色に輝くスープ。レンゲで一口いただくと……
ほわぁ、優しい味……。ずっと飲んでいたいくらい。

鶏と豚骨で丁寧にとられた動物系のスープに、さらに魚介系と野菜のうまみが加えられているそうで、あっさりしているのに、じんわりと体に染み渡るような奥深い味わいです。
店主曰く、動物系のスープは1日目に、魚介系と野菜のうまみは2日目に足して、じっくり時間をかけて作られているのだとか。このスープ一口で、丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。

そして「特製」ならではの豪華なトッピング!
まずは2種類のチャーシュー!一つは定番の煮豚で、ホロリと柔らかく、味がしっかり染みています。もう一つは低温調理されたチャーシューで、しっとりとした食感がたまりません。これがそれぞれ2枚ずつとは、贅沢ですよね。そして味玉も丸ごと1個なのがうれしい!
名脇役の穂先メンマと生の紫玉ねぎ

さらに、このお店の特徴のひとつである、長くて柔らかな穂先メンマと生の紫玉ねぎのみじん切り。シャキシャキとした食感とフレッシュな甘さが良いアクセントになっています。
今回の麺は定番の細麺です。繊細なスープによく絡んで、スルスルと口の中に吸い込まれていきます。

塩ラーメンには邪道かもしれませんが、辛いもの好きの私にとって外せない「いりこの辛だれ」もおすすめ。半分くらい食したのちに、少しずつスープに溶かしていくと、また風味が変わっておもしろいんです。
あらくほぐしたいりこの香ばしさとピリッとした辛味が加わって、一杯で二度おいしい、そんな得した気分になりました。

もちろん、無料の卓上調味料「にぼし酢」は欠かせません。にぼしの風味とお酢で、更に味わい深いスープに変化します!
醤油もステキ!手もみ太麺を堪能

あまりのおいしさに感動した私は、数日も経たないうちに再訪してしまいました(笑)。だって、醤油も気になって仕方なかったんです!
醤油にもちもちつるりの手もみ太麺

再訪時にいただいたのは、「味玉醤油ラーメン」。
そして今回は、麺を「手もみ太麺」に変更してみました。この太麺、なんと「もち姫」と「春よ恋」という2種類の北海道産小麦をブレンドして作られているんですって!
もちもちとした弾力がありながらも、表面はつるつるとしていて、のど越しが本当に良いんです。太麺ならではのしっかりとした食べ応えもあって、小麦の豊かな風味も感じられます。

そして、忘れちゃいけないのが味玉!丸ごと一つ乗っていて、割ると中からかがやくオレンジ色の黄身。この黄身の色を見ただけで、目がハートになります!期待を裏切らないお味。程よい火の通り加減と、しっかり染み込んだ優しい味付けがたまりません。
醤油スープは、キリッとした中にもまろやかさがあり、この太麺との相性も抜群。ああ、これもまたおいしい……。塩とはまた違った魅力があって、どちらも甲乙つけがたいおいしさです。
その日の気分で塩にしたり醤油にしたり、麺を変えたりするのも楽しいだろうな。実際、常連さんの中には、交互に塩と醤油を食べている方もいるそうです。
一杯に込められた想いが熱くてあったかい

なか乃中華そばの魅力は、ラーメンのおいしさだけではありません。店主の人柄や、お店の雰囲気も、多くの人をひきつけているのです。
納得の味と価格への真摯なこだわり

これだけのお味なら、他店だともっと高いお値段のお店はたくさんあります。もっとお値段高くてもいいのに、と伝えたところ「納得する味を自分が払ってもいいと思える値段でお客様に提供したい」という熱い想いを教えてくれました。
材料費が高騰する中、私たち消費者にとってはありがたい限り。その真摯な姿勢には頭が下がります。
ずっと進化し続ける味

店主は、元々サラリーマンとして会社の一部門である飲食業、特にラーメン屋さんの運営に携わっていらっしゃったそうです。しかし、コロナ禍の影響で飲食部門が停止に。そんな中、一念発起して約3年半前にこのお店を開業されたのだとか。
サラリーマン時代にオペレーションや接客は身につけていらしたものの、ラーメンの味作り、特にスープ作りは試行錯誤の連続だったそうです。
「開業当時と今では、全然違う味になってますよ」と、少し照れたように話す店主の笑顔は、なんだか見ているこちらまで癒されます。この温かい雰囲気、優しい人柄が、そのままラーメンの味にも表れているような気がします。ラーメンもお店も「癒し系」なんですよね。
心地よい空間と細やかな心遣い

週末には行列ができるほどの人気を誇るまでになったこのお店。それは、長年飲食業に携わってきた店主の細やかな心づかいあってのこと。
清潔感あふれる店内で、ゆったりと

店内は、カウンター席のみのすっきりと美しい空間。オープンキッチンの隅々まで掃除が行き届いていて、とても清潔感があります。
これなら、女性一人でも気兼ねなく入って、おいしいラーメンを堪能できますよね。実際に、私が伺った時も、女性の一人客の方がいらっしゃいましたが、静かにお気に入りの一杯を満足そうな笑顔で食べていました。
居心地のよいお店で、おいしいものを食べると、自然に笑顔になる……、そういうもんですよね!
さりげない気配りがうれしい!

スッキリ整えられていても、必要なものはしっかり準備されています。
例えば、券売機の下には、紙エプロンや椅子用のクッション、そして、お子様用のコップや食器も。自分に必要なものを過不足なくチョイスできるって、助かりますよね。
また、座席の後ろにゴミ箱がいくつか設けられていて、ちょっとした紙ゴミを捨てるのに便利です。わざわざ席を立ったりしなくて済むのは、地味にうれしいポイントです。
レンゲを保管している器にも、ホコリよけのふきんがかけられています。
こういう細やかな気配りが、お店全体の心地よさにつながっているんですよね。
更なる進化に期待大!

最近、常連さんからは「限定のラーメンも食べてみたい!」なんて声も寄せられているそうです。それを聞いて私も「ぜひぜひ!」と言ってしまいました。だって、こんなに真面目で研究熱心な店主が作る限定メニューなら、間違いなくおいしいはず!
塩と醤油の進化とともに、楽しみに待ちたいですね。
中央林間を訪れる際には、ぜひ「なか乃中華そば」に立ち寄ってみてください。優しい店主が作る、心も体もほっとする「癒しの一杯」が、きっとあなたを待っていますよ。
私もまた、近いうちにお散歩がてら、あのおいしいラーメンを味わいに行こうと思っています。今度はどんな組み合わせで食べようかな?
考えるだけで、なんだかウキウキしてきちゃいます!
なか乃中華そば
住所:神奈川県大和市中央林間2-13-10
アクセス:小田急江ノ島線「中央林間駅」から徒歩約7分
東急田園都市線「中央林間駅」から徒歩約7分
TEL:046-207-9833
営業時間:火曜日-土曜日
ランチ 11:30-14:30
ディナー17:30-20:00
日・祝日ランチのみ
11:30-15:00
定休日:月曜日
駐車場:なし