道沿いに目を向けると春は桜、初夏はつつじが咲き誇り、歴史散歩ができる矢倉沢往還(やぐらざわおうかん)。道案内の石碑を目印に、片道約1時間で気軽にお散歩しませんか?

身近な神社仏閣巡りもできて、週末の散策にぴったりなんです。
矢倉沢往還って何?〜東海道のお助け街道〜

「矢倉沢往還」って聞いたことありますか?
そもそも「往還」って何?って思うかも。
往還(おうかん)とは、「行き来する道=街道」のこと。矢倉沢往還は、江戸時代から続く由緒ある街道なんです。
ここは、東海道の脇ルートのひとつであり、また大山詣(おおやまもうで)への道として発展した道。別名「大山道」としても知られています。
東京の青山から南足柄の矢倉沢まで続き、信仰と経済を担ってきました。今も生きている道なので、思い立ったらすぐに、お手軽な歴史散歩ができます!
大和市内で楽しめる!ちょうどいいお散歩道

今回は江戸から続くこの街道のうち、大和市内だけをサクッと楽しんでみましょう!境川を越えて観音寺あたりから、下鶴間宿を経て西鶴寺までの片道約1時間。
ちょうどいいお散歩コースです。(写真のイラスト絵図は「下鶴間ふるさと館」より)
スタートは観音寺の交差点から!

今回の散歩は観音寺の交差点からスタートします。境川を越えて大和市に入ってすぐ、わかりやすいスポットです!
観音寺は「武相卯歳観音札所第一番(ぶそううどしかんのんふだしょだいいちばん)」という由緒あるお寺。

春には早咲きから八重咲まで見事な桜が、秋にはイチョウの大木が美しく黄金色に色づき、道行く人を楽しませてくれます。
観音寺には、12年に一度、卯歳(うどし)にしか公開されない秘仏があります。直近では令和5年(2023年)に御開扉(おかいひ)されたから、次は2035年?なんだか待ち遠しい!
これからの道中の安全をお祈りして、さあ、お散歩へ出発!
「下鶴間宿〜鶴間駅」は見どころいっぱい!

ここからは、車だと見落としがちな、歴史を感じるミニスポットがどんどん登場します。ただし、鶴間駅までは、歩道が狭いので要注意!車に気をつけながら歩きましょう。
大山阿夫利神社御分霊社でプチ参拝

道沿いに大きな看板発見!大山阿夫利神社御分霊社です。大山の本社から神様を分けていただき、おまつりしているんですね。
大山信仰が盛んだったころの名残でしょうか。これも何かのご縁ですので、ちょっと寄り道してお参り。

あちらこちらに石碑やお地蔵様があり、さまざまな時代の歴史を感じます。
下鶴間ふるさと館と蔵のある街並み

ここは古民家を移築した文化施設。立派な蔵があって、昔の暮らしを感じられます。このエリアを歩いてると、白い漆喰(しっくい)の蔵を持つお家があちこちに!

「もしかして宿場町の頃からあったのかな?」なんて想像しながら歩くと、脳内ARワールドが広がるみたいで、めちゃくちゃ楽しくなります。
満開の花に誘われる鶴林寺!

季節の花や木の美しさが楽しめるのが今回の散歩コースの醍醐味!鶴林寺もその一つ。
春は桜の大木が境内をいろどり、道路からでも見応えたっぷり。電線が多いのはちょっと惜しい!

初夏(4月中旬以降)はつつじが主役です。境内に至る傾斜地いっぱいに、白、ピンク、赤、オレンジ……。色とりどりのつつじが咲き誇る光景は圧巻!
カメラがなくても、心のシャッターで、パシャリ!
ひっそり立つ石碑が道案内

歩いていると「矢倉沢往還」の石碑をちょこちょこ発見。だから、初めての人でも「あ、この道であってる、ヨシ!」って確認できるから安心です。
道なりに日枝神社、下鶴間諏訪神社への近道案内もあるので、地域の守り神へ参拝すれば、ご利益アップ!

日光をさえぎる四阿(あずまや)や小さな公園も点在しているから、「ちょっと休憩。」が気軽にできます。

「疲れた〜」っていうときでも大丈夫。水筒とおやつ持参でホッと一息。
鶴間駅からあと少し、ファイト!

さらに歩き続けると、鶴間駅に到着。ここで一息ついたり、ゴールにするのもアリです。
駅前のお蕎麦屋さんやカフェに入ってゆっくりしてもOK。
でも、この先にちょっとしたお楽しみもあるので、あと少しがんばってみませんか?
みんな大好きあの看板に釘付け!

駅から先へどんどん進みます。歩道が広くて歩きやすいのがうれしい!

少し歩くと、右手前方にハイ!
「チョコモナカジャンボ」のでっかい看板がどーん!
そう、あの国民的アイスが作られてる工場があるんです。

工場見学や直売などはやってないんですが、なにしろインパクト大!間近でみるとなぜか、ワクワクしてしまいます。不思議なパワーチャージ完了!
あと少しでゴール!

おっと、また矢倉沢往還の石碑に、こんにちは。そのまま、まっすぐまっすぐ。
右手の道に入ったすぐそこが「西鶴寺」です。約1時間の道中、無事、歩きとおしたことに感謝して手を合わせます。
観音寺→西鶴寺コース、お寺で始まってお寺で終わるお散歩、いかがでしたか?
ここまで全部大和市内で完結。青山から矢倉沢まで続く長〜い矢倉沢往還の途中を、ちょうどいいサイズで体験できちゃいます。
週末、家族で矢倉沢往還へGO!

大和市に住んでる人、大和の歴史に興味がある人は、ぜひ一度、歩いてみてください。
江戸時代へ脳内タイムスリップ気分を味わいながら、季節の移り変わりや今も生き続ける道の歴史を体感してみましょう。

お散歩が終わったら、近くの泉の森にいくもよし、コンビニでアイスをモグモグするもよし。
週末、家族でのんびり「てくてく散歩」。
今まで気づかなかった、新たな大和市の魅力、きっと発見できますよ♪
矢倉沢往還(下鶴間宿付近)
住所:神奈川県大和市下鶴間付近から西鶴間付近
アクセス:スタートとゴール地点へのアクセスは以下の通りです。
・観音寺:神奈中バス(間01、峰01、町87、町88)「観音寺前」バス停下車約1分
東急田園都市線「つきみ野駅」から徒歩約18分
・西鶴寺:相鉄本線「相模大塚駅」北口から徒歩約18分
東急田園都市線「鶴間駅」から徒歩約21分




















