今回紹介するのは、宇都宮記念公園。
中央林間駅から歩いて10分程の場所にあります。
「仲良し広場」「ひのきの散歩道」「みどりの森」という3つのゾーンに分かれていて、それぞれ雰囲気も楽しみ方も少しずつ違うんです。
実はこの公園、もともとは政治家・宇都宮徳馬さんのお宅だった土地を、大和市に寄贈してできたそう。「緑を残したい」という宇都宮さんの想いが、公園のあちこちに息づいています。住宅街の中にこんなに豊かな自然があるのも、そのおかげかもしれませんね!
林の中にターザンロープ!子どもたちの声が響く、「仲良し広場」

すぐそばにある小学校から一番近い公園が、この「仲良し広場」。すべり台やブランコなど、昔ながらの遊具がずらりと並んでます。

なかでも子どもたちに人気なのが、ターザンロープ!勢いよくビューンと滑る姿は見ているだけで楽しそう。

小さな子ども向けのかわいい遊具もあり、ママたちが親子連れで集う姿も。平日の午後は子どもたちが大はしゃぎしていて、なんだかこっちまで元気になります。
夕方になると、学校から帰ってきた近所の子たちがふらっと立ち寄って、遊んでいく姿もよく見かけます。
木漏れ日の中でストレッチ「ひのきの散歩道」

仲よし広場の奥にある、ひのきに囲まれた静かなエリア。
夏はセミの声が響いてきて、「ああ、夏だな〜」って感じる場所です。
秋には落ち葉がふかふかに積もって、自然の絨毯みたいになるし、銀杏の実が落ちていることも。今の時期はちょうどつつじがきれいに満開でした。

道沿いには「背伸ばしベンチ」や「腕あげアーチ」といった健康器具もあって、散歩ついでに気持ちよくストレッチができます。

背中や肩の柔軟性をアップしてくれる背伸ばしベンチ。筋力アップのトレーニングもできます。横に使用方法の看板が立っています。

腕や肩の柔軟性を高めるストレッチができる、うであげアーチ。

ヨガマットを敷いてヨガをしている人や、車を停めてひと休みしているドライバーさんの姿も。
ほんの10分でも、ちょっとリフレッシュできちゃいます。
週2日だけのオープン!貴重な「みどりの森」へ行こう!

「ひのきの散歩道」を挟んで道路の反対側にあるのが「みどりの森」。
ここはなんと週に2日だけしか開いていません。
昔の宇都宮さんのお庭の木々がそのまま残されていて、道以外はほんとうに“木だけ”のエリアなんですよ。

住宅街の中に、こんな林のような空間があるのがちょっと不思議ですよね。
鳥の声や虫の声、風の音しか聞こえないこの空間で、ちょっと立ち止まるだけでも癒されます。静かに森林浴がしたいときにぴったり。仕事や家事に追われた気持ちや体を休めてくれそうです!
緑に挟まれた通学路・ドライバーの休憩ポイントにもなってるみたい

仲よし広場とひのきの散歩道・みどりの森の間には、一本の道があります。
ここは近くの小学生たちの通学路にもなっていて、朝夕はにぎやか。
でも両側を公園の木々に挟まれているので、日差しが強い日でも木陰が気持ちいい。
道ばたに車を停めて、しばしの休憩をしているドライバーさんの姿もちらほら。
宇都宮公園は、派手さはないけれど、じわじわと好きになっていくタイプの公園。
静かに散歩したいとき、少し自然を感じたいとき、深呼吸したいとき。
そんな時間を過ごしたくなったら、ぴったりの場所です。
何かをしに行くというよりは、ただ「ぼーっとしに行く」のが正解かもしれません。
ちょっと疲れたな、気分転換したいな、そんな時にぴったりの、やさしい緑の場所。
宇都宮記念公園、ふらっと立ち寄ってみてくださいね。

園内には自動販売機がないので、飲み物は持参がおすすめ。
だけどその分、ベンチに腰かけてマイボトルのお茶をゆっくり飲むと、いつもより美味しく感じる気がします。スマホを置いて、ちょっと自然の音に耳を澄ませてみるのもいい時間の使い方かも。
中央林間に来たら、ぜひふらっと立ち寄ってみてください。
仲良し広場のすみにある花壇も、こっそり目を楽しませてくれますよ。

宇都宮記念公園
住所:神奈川県大和市中央林間西4-8(仲良し広場)
神奈川県大和市中央林間西4-22(みどりの森)
神奈川県大和市中央林間西4-8(ひのきの散歩道)
アクセス:小田急線・東急田園都市線「中央林間駅」より徒歩約10分
開園時間:常時開園(※「みどりの森」は土・日・祝のみ)