大和市下鶴間、ドン・キホーテの向かいにある「321 FACTORY(サニーファクトリー)」は、スコーンとおつまみを扱うセレクトショップです。
サニーファクトリーという読み方は、一度知ると忘れられません。

扱っているのは、スコーンのブランド「おひさまとスコーン」と、おつまみのブランド「YoiYoiおつまみスタンド」の商品。甘いスコーンとお酒のおともが、同じ店内に並ぶ少し珍しい組み合わせです。
催事のお店が、いつでも買える場所に

「おひさまとスコーン」は、もともと各地で催事販売をしていたブランドです。この場所にお店ができたのは、2026年5月のことでした。
店名の由来も教えていただきました。読み方の「サニー」は、運営会社のSunny Bonds(サニーボンズ)から。321は、社長さんの誕生日が3月21日であることに由来しているそうです。
FACTORYという言葉には、スコーンやおつまみだけではなく、さまざまな「おいしい」や「楽しい」を生み出す場所にしたいという思いが込められているそうです。
催事販売を続けるなかで、「近くで買えない」「常設のお店はありませんか」というお声を多くいただくようになり、いつでも気軽に立ち寄れるお店を作りたいという思いから、オープンされたそうです。
店長さんにうかがったところ、オープン当初は不安も大きかったとのこと。それでも「鶴間におしゃれなお店ができてうれしい」と喜んでくださるお客さまの声が何よりうれしく、挑戦して良かったと感じていらっしゃるそうです。
商品づくりと商品選びで大切にしているのは、「また食べたくなること」と「日常にちょっとした楽しみを届けること」。おひさまとスコーンは毎日でも食べやすいやさしい味わいを、YoiYoiおつまみスタンドはお酒好きの方が思わず手に取りたくなる品ぞろえを意識されているそうです。
店内をひとまわり

お店に入ってまず目に入るのが、カゴいっぱいのスコーンです。プレーン、紅茶、ショコラ、抹茶……ひとつずつ袋詰めされて、値札には290円(税込)とあります。

ショーケースには、あんこをはさんだあんこスコーンが480円(税込)で並びます。黒板には「国産あずきのあんこ × 大豆由来の豆乳クリームバター」「あんこのおいしさを引き立てました」の文字。

カゴのそばには、もったいないスコーンというPOPが立っていました。
まだまだおいしくお召し上がりいただけるスコーンを、お得な価格でご用意いたしました。
税込190円。POPには「ECO FRIENDLY」「フードロス対策にご協力ありがとうございます」とも書かれています。
わたしがこれを知ったのは、買い物に来ていた親子連れのお客さまに、店員さんが「今日のもったいないスコーンはバナナ味です。よかったらどうぞ」と声をかけていたからでした。せっかくなので、わたしも購入することに。

スコーンのほかに、焼き菓子も並んでいます。フロランタンが300円、ガレットブルトンヌが280円(いずれも税込)。ひとつずつ「321 FACTORY」のシールが貼られていて、箱入りの詰め合わせもあるので、贈りものにもよさそうです。

お店の奥は、雰囲気ががらりと変わります。壁一面におつまみが並び、燻製チーズ、いぶりがっこチーズ、一夜干し焼いか、長期熟成サラミ……見ているだけで、今夜のお酒が楽しみになります。

なかでも店員さんが「よく出るんですよ」と教えてくれたのが、「THE さBAR(ザ・サバー)」でした。福岡県柳川市発の、おつまみ用の燻製サバです。手づくりと自社製造にこだわり、独自の製法で常温保存を可能にした一品なのだそう。カット済みで爪楊枝とお手拭きが付いているので、外出先でも気軽に楽しめます。1,280円(税込)。
甘いものを買いに来たはずが、お酒のおともまで手に取ってしまう。そういうお店です。

黒板のドリンクメニューには、アイスコーヒー300円、アイスカフェラテ400円、ハニレモソーダ350円、りんごジュース300円(いずれも税込)。コーヒーはエキスパート珈琲さんのオリジナルブレンド豆を使っているそうです。
公園でかき氷

そして夏は、かき氷。いちご、ブルーハワイ、メロンの3種類が、すべて300円(税込)です。
わたしが選んだのはメロン。昔ながらのガリガリの氷でした。食べ応えがあります。しかも山盛り。

お店の前にはベンチが置かれていて、飲食は基本的にこちらを利用します。ただ、悪天候時などには、状況に応じて店内をご案内いただける場合もあるそうです。

お店の目の前には、神奈川中央交通の「長堀公園前」というバス停があります。その名のとおり、すぐそばに長堀公園があるので、買い物を終えてそちらへ。木陰のベンチに腰かけて、山盛りのかき氷をいただきました。
暑さでまいっていた体をすっと冷やしてくれるかき氷の力に、感謝しました。
家に帰って、スコーンを

あんこスコーンで選んだのは、こしあんのタイプでした。暑い日だったので、家に着くころにはバターがほどよく溶けていて、それがちょうどよかったです。冷えたままのバターもいいけれど、わたしは溶けたバターのほうが好みです。
あんことバターを組み合わせたスコーンを食べるのは初めてでしたが、絶妙にマッチすることに驚きました。スコーンは少しパサつくかなと思っていたのに、あんことバターのおかげで最後までおいしくいただけました。
商品と一緒に、「おいしい食べ方」というチラシもいただきました。そのままでも十分おいしいけれど、出来立ての食感を楽しみたい人は、ひと手間かけるとよいのだそうです。
トースター(1000W)なら、横半分に切って、食パンを焼くように1〜2分。電子レンジ(500W)なら、10秒ずつ様子を見ながら。どちらも袋のままは温めないように、と書かれています。
さっそくショコラを横半分に切って、焼いてみました。

お皿に出したとたん、チョコの香りがしてびっくり。ひと口かじると、さくっと、ふわっとした食感。しつこさのないおいしいショコラの味がします。
下半分には、はちみつレモンのシロップ「ハニレモ」をかけてみました。甘酸っぱさが加わって、ぐっとまたおいしくなり、二口で食べてしまいました。レモンピールが入っているので、紅茶に落としてもおいしそうです。ハニレモは店頭で80円、そのほかのジャムは40円(いずれも税込)で購入できます。

もったいないスコーンは、袋を開けて、そのままひと口。焼いたショコラのように香りが立つわけではありませんが、口に入れるとバナナの風味がふわりと広がります。小さなレーズンは主張しすぎず、バナナの味を引き立ててくれていました。
賞味期限が近いというだけで、味はまったく問題ありません。パサつきも感じませんでした。これで190円は、素直にうれしい。食品ロスを減らすことにもつながると思うと、なおさらです。
店長さんからのメッセージ

最後に、店長さんから読者の方へのメッセージをいただきました。
地域の方に愛される店舗を目指して頑張っています。ぜひ一度お立ち寄りください。
自転車で来られる方は、お店の前に駐輪できます。催事の予定は、おひさまとスコーンのアカウント(@ohisama_to_scone)で発信されています。
なお、価格はすべて取材時のものです。
甘いものも、お酒のおともも、夏の涼も楽しめる321 FACTORYです。散歩やお買い物のついでに、のぞいてみてはいかがでしょうか。
321 FACTORY
住所:神奈川県大和市下鶴間2776-1 大和ハイデンス
アクセス:小田急江ノ島線「鶴間駅」から徒歩約12分
神奈川中央交通バス間10系統「鶴間駅東口」→「長堀公園前」バス停から徒歩約1分
営業時間:10:00-17:00
定休日:不定休
駐車場:なし
駐輪場:あり(店舗前)



















